ガーデニングの知識

芝生のお手入れが大変なのは育てる側のせい?

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こんにちは、お風呂掃除中に頭を打って久しぶりにタンコブができたコマです^^

海外(特に欧米)のドラマで、広い芝生のお庭で小さい子供やワンちゃんが
走り回ってたりするのを見ると、自宅にも芝生のお庭が欲しくなっちゃいますよね。

ただ芝生の管理ってガーデニングでお花を育てるよりはるかに大変そうで、
実際に自宅のお庭に芝生を植えるのに二の足を踏んでいるケースも多いと思います。

では実際にお庭に芝生を植えたらどういったお手入れをすれば良いのか、
自宅に芝生のお庭を持つのは大変なのかどうかなどについて説明しますね。

芝生のお手入れってどんなことをする?

自宅のお庭に芝生を植えた場合には、主に
 ・芝刈り
 ・水やり
 ・雑草対策
 ・肥料やり
 ・エアレーション
 ・サッチング
などのお手入れを行います。

お庭に植えた芝生をしっかりと根付かせるには肥料が必要ですし、
根付いた芝生を枯れないように維持するには定期的に水やりもしないといけません。

肥料や水を与えると芝生は伸びますから、
伸びっぱなしでは見栄えが良くないので定期的な芝刈りも必要ですよ。

それ以外にも芝生を長持ちさせるために、
エアレーションやサッチングといった作業も行うことになります。

ではそれぞれどういった作業を行うのか、具体的に見ていきましょう。

夏場は週1回の芝刈り

芝生は放っておいてもある程度は伸びるので、そのまま放置していると見栄えが
良くないですし、芝生自体の風通しも悪くなって枯れたり根腐れする原因となります。

ですから定期的な芝刈りが必要なんですが、通常は2~3週間に1回程度、
芝生の伸びが早い夏場は週1回程度行わないといけません。

芝生を植えているスペースにもよりますが、
ある程度の広さがあるんだったら絶対に芝刈り機を使うことをオススメします。

芝刈り機が有るのと無いのとでは芝刈りの作業効率が大きく違い、
芝刈り機が無いと芝刈りが大変でお庭で芝生を育てるのが面倒臭くなってしまいます。

欧米のようにとんでもなく広いお庭だと人が乗って運転するような大型芝刈り機が
必要ですが、日本のコンパクトなお庭なら手押しの小型芝刈り機で十分です。

小型芝刈り機は、エンジン式のものさすがに30,000円前後しますが、
電動のものなら10,000円前後ですし、手動のものだと5,000円前後で手に入ります。

年間20~30回は使いますから、30,000円は高いとしても、
5,000~10,000円ぐらいだったら安いぐらいじゃないですか?

塀際用に芝刈りバサミも用意しておく

お庭一面に芝生を植える場合、塀や壁、一段高くしている花壇などの際が
芝刈り機だと刈りにくくなってしまいます。

なので塀や壁などの際の伸びた芝生をカットするために、
芝刈りバサミの1つ用意しておくと良いですよ。

植物の枝などをカットする剪定バサミだと、
滑って芝の葉がカットしにくいので専用の芝刈りバサミを使った方が良いんですね。

塀や壁などの際の芝生を刈るためのバリカンもあるんですが、芝刈り用のバリカンを
使っても塀や壁などの際は伸びた芝をキレイに刈るのは難しいです。

ですから塀や壁などの際は少々伸びた芝が残っても良いなら芝刈り用のバリカンでも
良いですが、ある程度は芝生をキレイにしたいなら芝刈りバサミを使いましょう。

芝生は短く刈り込みすぎない

日本の気候に適した芝は10~20mm程度の長さに保つのが適切とされていますが、
お庭の芝生を10~20mmに保つのは大変です。
(週1どころか週に2回も3回も芝刈りが必要)

なのでお庭で芝生を育てる際には、短く刈り込みすぎずに、
適切とされる長さよりはかなり長めの40~50mmぐらいで良いと思います。

少し長めにしておくことで芝刈りの回数が減らせますし、
小石なども芝生が取り込んでくれるのでかえって見栄えが良くなったりするんですね。

また、詳しくは後述しますが雑草も生えにくくなるので、
お庭の芝生は少し長めに保つのがオススメですよ。

芝生は乾燥に強いが水やりは必要

日本の気候に適した
 ・日本芝
 ・高麗芝
を植えるには、水をかけて手でこねても塊にならない砂壌土という非常に水はけの良い
土が適していると言われています。

水はけが良く砂に近い土質が向いているということは、
日本の気候に適した日本芝や高麗芝は乾燥に強いってことになるわけです。

それでも上質な芝生に育てるなら雨水以外にも少なくとも週1回、
多いと1日に2回は水やりをしないといけません。

ただ多少色が良くないなど上質でなくても良いのであれば雨水だけ、
長期にわたって雨が降らない時だけ水やりをするといった感じでもOKですよ。

芝は乾燥に強いですから、
水をやり過ぎるとかえって病気になったり根腐れの原因となってしまいます。

土が乾きやすい夏場は少し多めの水が必要ですが、
それ以外の季節はそんなに水やりをしなくても大丈夫なんですね。

冬場は水やりはしなくて良い

日本芝や高麗芝は、冬になると葉が変色して枯れたようになり、
次の春に向けての休眠期に入ります。

休眠期に入った芝には雨水以外の水分は必要無いので、
冬場は水やりをしなくても良いんですね。

大体11月から翌年の3月ぐらいまでは水やり無しでもOKで、
雨が全く降らずに土が乾燥しすぎる場合に少し水やりをするぐらいです。

4月5月も雨が降らなければ水やりをする程度で良く、梅
雨に入る5月下旬から6月も水やりはほとんど必要無いですね。

7月も梅雨の間は水やりは不要で、梅雨が明けてから暑さが続く9月までは
ほぼ毎日水やりをするといった感じでしょうか。

9月の中旬頃からは台風や秋雨前線の影響で雨量が増えますから、
10月にかけて水やりの回数を減らしていきます。

ですから芝生の水やりが大変なのは梅雨が明けてから2か月ほどで、
それ以外の時期は芝生や土の様子を見ながら適宜水やりをすれば良いので
それほど大変でもないですよ。

芝生を植えると雑草は生えない!?

芝生をしっかりとお手入れせずに一部枯れる部分が出てくると雑草が生えることも
ありますが、しっかりとお手入れをしているとほとんど雑草は生えてこないんです。

芝生は乾燥に強いことからも分かるように丈夫な植物ですから、
雑草との競争にも負けません。

なのでお庭に植えた芝生がしっかりと根付いて成長すれば、
芝生が雑草を駆逐してくれて雑草がほとんど生えてこなくなります。

実際にしっかりとお手入れされた芝生を見ると、
芝生の密度が濃くて雑草が生える隙間が無いのよく分かりますよ。

芝生の隙間や塀などの際に雑草が生えてきたとしても、
芝刈りの際に一緒に刈ってしまえば良いので、雑草が目立つこともありません。

どうしても雑草が気になるというのであれば、雑草だけに作用して芝生には影響が無い
芝生用の除草剤があるので、それを使いましょう。

芝生には定期的に肥料を与えないといけないが・・・

芝生を元気に保つには定期的に肥料を与えないといけないんですが、
それほど頻繁に与える必要もないみたいですよ。

肥料やりが必要なのは芝生の生長期である4~9月で、
それも芝生の様子を見ながら適宜といった感じですね。

ただし真夏の気温が高い時期は芝生が肥料焼けを起こす恐れがありますから、
肥料を与える時間帯などにも注意が必要です。

9月の涼しくなる頃には肥料やりの頻度を少なくしていき、
10月に入るとほとんど肥料を与えることはしなくても大丈夫ですよ。

芝生の休眠期である11月から翌3月までは一切肥料は与えず、
葉を茂らせ始める4月になったらまた肥料を与え始めるようにしましょう。

水やりと同様に肥料もしっかり与える時期と一切与えない時期が
ハッキリ分かれているので、それさえ理解していればそれほど大変ではなさそうですね。

エアレーションで土壌が固まるのを防ぐ

年に1~2回程度で構わないんですが、エアレーションを行って土壌が固まるのを
防いであげることでお庭の芝生が長持ちします。

すでに芝生を育てている人にとってはエアレーションはお馴染みの作業でしょうが、
これからお庭に芝生を植えようと考えている人にとっては聞き馴染みのない作業ですね。

エアレーションは文字通り通気のことで、
芝生が植わっている土に穴を開ける作業のことです。

1度芝生を植えてしまうと、
他の植物のようにいったん掘り上げてから土壌を耕すということができません。

そのため芝生を植えたまま数年が経過すると、土の表面が硬く固まって
土中の酸素が不足したり水分が土中に染み込みにくくなってしまいます。

そこで耕す代わりにエアレーションで土に穴を開けて、その穴に新しい目土を
入れることで、土壌を柔らかくして土中の酸素不足や水分不足を防ぐってわけです。

エアレーションは専用の器具を足で踏んで先端を土壌に挿し込むので、
結構体力の要りますし時間もかかる作業なんですね。

芝の種類にもよりますが、日本芝や高麗芝であれば真夏の暑い時期を避けて
5月から9月初旬までの間に1~2回程度エアレーション作業を行いましょう。

ガーデンスパイクでエアレーション作業を効率化

ハッキリ言ってエアレーション作業は大変ですから、
専用器具ではなくガーデンスパイクという器具を使って効率化するのがオススメですよ。

ガーデンスパイクは裏に十数本の太い針が付いていて、それを履いて芝生の上を
歩くだけでエアレーション作業ができるという優れものなんですね。

専用の器具を使うと10坪(約30㎡)の広さで1時間以上かかりますが、
ガーデンスパイクなら15分ぐらいで終わっちゃいます。

20坪ぐらいのお庭であれば30分ほど歩き回ることになりますから、
エアレーション作業だけでなくウォーキングもできて運動不足解消にも繋がりますよ。

ただ専用器具に比べるとガーデンスパイクでは穴の深さが浅いので、
エアレーションの効果が少し薄いんですね。

ですから、専用器具だと年1~2回のところガーデンスパイクだと年3~4回に
回数を増やすなどしましょう。

サッチングで芝生の病気を防ぐ

芝生の根元に堆積しているサッチを取り除くサッチングという作業を行うことで、
エアレーションの効果をアップさせるとともに芝生が病気になるのを防げます。

芝刈りで刈った葉や冬になって枯れた葉などが、
芝生の根元に堆積してミルフィーユのように層になったものをサッチと言います。

他の植物の枯れ葉なら土の上に落ちることで分解されるんですが、
芝の葉は繊維質のために土の上に落ちてもなかなか分解されません。

そのため刈った葉や冬枯れして落ちた葉をそのままにしておくと、
堆積してミルフィーユのような層を成してしまうんですね。

乾燥したサッチは水をはじいてしまうので、芝生に水やりして土中に水分が
染み込みまず、芝生が水分不足に陥る恐れがあります。

また層を成したサッチが土壌に蓋をするような形になり、
土壌の通気性が悪くなって土中の微生物が弱ってしまいます。

微生物が弱ると肥料を与えても分解されずで芝生に吸収されませんし、余計な
病原菌の増殖を許して結果的に芝生が病気になる可能性が高まってしまうんです。

サッチングを行ってサッチを取り除き、その上でエアレーションを行うことで通気性が
格段にアップして微生物の働きも活発になって芝生が病気になる可能性も
低くなりますよ。

サッチングには金属製の熊手を使う

サッチは芝生の根元に堆積していますから、木製の熊手ではかき出しにくいので
金属製の熊手やレーキを使った方が良いですね。

じゅうたんの毛に絡まったゴミをかき出すの同じ要領で、
熊手やレーキを使って芝生の根元に堆積したサッチをかき出しましょう。

芝刈り機によっては、刃が替えらえれるようになっていて、
オプション品としてサッチング刃や根切り刃がセットになっていることがあります。

サッチング刃や根切刃を芝刈り機に取り付けて、芝を刈るのと同じ要領で
芝刈り機を芝生の上で走らせるだけでサッチングができちゃいますよ。

熊手やレーキを使うよりもはるかに簡単にサッチングができますから、芝刈り機を
購入するならサッチング刃や根切り刃がセットになったものを選びましょう。

サッチ分解剤を撒いてサッチの分解を促進

サッチング刃がセットになった芝刈り機が無く、熊手やレーキでのサッチングでは
限界があるという場合にはサッチ分解剤を使いましょう。

サッチ分解剤には様々な菌が含まれており、
その菌の働きで堆積したサッチを分解して土に還してもらうというわけです。

サッチ分解剤として販売されているものもありますが、
サッチ分解効果がある肥料をサッチ分解剤と呼ぶこともあるんですね。

例えば
 ・万緑-NHT
 ・エンザアミン
 ・スーパーグリーンフード
といった肥料にはサッチを分解する効果があります。
(これらがサッチ分解剤として販売されていることもある)

ホームセンターや園芸店でサッチ分解剤が見つからない場合は、
こうしたサッチを分解する効果のある肥料を使うのもアリですよ。

芝焼きでサッチが減らせるが・・・

岡山県にある後楽園などでは芝生が萌芽する前に「芝焼き」をしますが、
芝焼きで冬枯れした葉が除去できるのでサッチを減らすことに繋がるんですね。

ただ冬枯れした芝の葉は非常に燃えやすいので、後楽園のような管理の行き届いた
施設で行うのには問題ありませんが、一般家庭のお庭で行うのはかなり危険です。

また芝焼き自体は法律では禁止されていませんが、各自治体が定める
「火災予防条例」の「火災とまぎらわしい煙又は火災を発するおそれのある行為」に
該当するので、芝焼きを行うには消防署への届け出が必要となります。

芝焼きはサッチを減らすには手っ取り早い方法ではありますが、
火災のリスクを考えると消防署に届け出してまで行うことではないですね。

完璧を求めなければ芝生のお手入れは大変じゃない

お庭の芝生を、先に少し名前の出た後楽園にあるような芝生だったり、
ゴルフ場のグリーンのようにしたいなら相当丁寧にお手入れをしなければいけません。

芝刈りはもちろん水やりも肥料やりも細かく管理しないといけませんし、
エアレーションやサッチングも頻繁に行うことになります。

最初はできるかもしれませんが、1年経ち2年経ちする内に段々と面倒臭くなって、
やがて全くお手入れせずに芝生を放置するなんてことになっちゃいます。

ですから庭園やゴルフ場のような完璧な芝生ではなくて、
多少色が良くなかったり背丈が不揃いだったりしても構わないと考えると
芝生のお手入れはそれほど大変じゃなくなります。

芝刈りこそ1~2週間に1回はやらないといけませんが、水やりは夏場を中心に
2~3か月ほどですし、肥料も春から夏にかけて1か月に1回程度で十分です。

エアレーションやサッチングも年に1~2回行うだけで、芝刈りの際に雑草も一緒に
刈ってしまえば良いので雑草対策もほとんど必要ありません。

完璧を求めると大変ですが、
そうでなければお庭で芝生を育てるのには案外手間はかかりませんよ。

一切手間をかけたくないなら人工芝

たとい大変じゃなくてもお手入れするのは面倒、でもお庭に芝生が欲しいという
場合には人工芝を検討してみてはいかがでしょうか?

以前の人工芝はいかにも人工って感じでしたし、
滑り込んだり転んだ時に火傷する心配がありました。

現在でもポリプロピレン製の人工芝はいかにも人口って感じですし、
ナイロン製やポリプロピレン製では滑り込むと火傷の心配があります。

しかしポリエチレン製の人工芝は、ふかふかで天然芝に近い触り心地ですし、
摩擦時にあまり温度が上昇しないので滑り込んでも火傷する可能性はかなり低いです。

人工芝は価格が高い上に寿命も短い

ただ人工芝はお手入れ不要なものの、天然芝に比べると価格が高く、
寿命も短いのがデメリットなんですね。

天然芝は10㎡で5,000~20,000円ぐらいですが、
人工芝だと10㎡当たり30,000~50,000円かかります。

また天然芝はしっかりお手入れすれば10年以上持ちますが、
人工芝は5~10年程度で劣化するので取り替えが必要です。

初期費用が高い上に5~10年で取り替えないといけませんが、
天然芝をしっかりお世話して10年以上持たせる自信が無いなら
人工芝を検討しても良いかもしれませんよ。

まとめ

芝生のお手入れを完璧に行おうとすると大変ですから、
かなりの確率で芝生を枯らしてしまう可能性が高いです。

しかし芝生は丈夫で生命力も強いですから、
多少お手入れがいい加減でも放置さえしなければそうそう簡単には枯れません。

芝生はどうやってお手入れすれば良いのか、
お手入れにはどういうものが必要なのかをしっかりと確認して、
最低限のお手入れをしてあげるだけでも芝生は長持ちしますよ。

緑の芝生に埋め尽くされたお庭を見るだけでも心が癒されますし、
お子さんやペットの安全な遊び場にもなるので、
興味があるならぜひお庭で芝生を育てることにチャレンジしてください。

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