ガーデニングの知識

アシナガバチに刺されたら、こうすれば重症化を防げる

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こんにちは、結婚9年目なのにいまだに「奥さん」と呼ばれることに慣れないコマです^^

私はガーデニングが趣味なんですけど、お庭で植物を育ててると、
どうしてもチョウチョなどに交じってハチも寄ってきちゃうんですよね。

ミチバチならまだ可愛いもので、
アシナガバチとかになると刺されると危険なので注意が必要だったりします。

実際に、私のガーデニング友だちのお子さんが庭で遊んでる時に
アシナガバチに刺されて、救急車で運ばれる事態になったぐらいなんですよ。
(大事には至りませんでしたが)

じゃあ庭でガーデニングをしたりハイキングに出かけた際などに、アシナガバチに
刺されたらどうすれば良いのか、その対処法などについて詳しく見ていきましょう。

まずは安全な場所に避難する

アシナガバチに限らずハチに刺された場合には、
応急処置や救急車といったことを考える前に安全な場所に避難してください。

ガーデニングの場合はお花に誘われてアシナガバチが遠くから飛来してきたことも
考えられますが、ハイキングなんかだと近くにハチの巣がある可能性が高いんです。

刺されたその場で応急処置や救急車への連絡などをしていると、
仲間のアシナガバチが大群で押し寄せてきて、また刺されちゃうんですね。

だからガーデニングをしててアシナガバチに刺された場合は家の中に入り、
ハイキングなど外で刺された場合は刺された場所から少なくとも20mは離れましょう。

アシナガバチに複数回刺されたら命の危険も

アシナガバチに刺されたらまず安全な場所に避難するんですが、
それは再度アシナガバチに刺されないようにするためです。

じゃあなんで再度アシナガバチに刺されないようにするのかって言うと、
アシナガバチに複数回刺されると命の危険があるからなんですよ。

スズメバチなどと同様に、アシナガバチでも複数回刺された場合には
「アナフィラキシーショック」を発症しちゃうことがあります。

元々ハチの毒に対するアレルギーを持っている人だと、1度アシナガバチに
刺されただけでもアナフィラキシーショックを発症することがあるんですよ。

アナフィラキシーショックって言うのは、簡単に言うと、アレルギー物質が体内に
入ったり皮膚に触れたりすることで起こる過剰なアレルギー反応のことです。

軽い場合は
 ・じんましん
 ・くしゃみ
 ・せき
 ・むくみ
などで済むことあるんですが、重くなると強い腹痛や嘔吐、
場合によっては急激な血圧低下によって命を落とすこともあるんですよ。

私のガーデニング友だちのお子さんは、実際にこのアナフィラキシーショックを発症して
救急車を呼ぶことになりました。
(上半身にじんましんが出て、少し嘔吐した)

スズメバチやアシナガバチなどのハチの毒以外でも、身近なところだと
食物アレルギーや薬物アレルギーでアナフィラキシーショックを発症したりします。

アシナガバチに複数回刺されても、
アナフィラキシーショックを発症しないことももちろんあります。

ですがアナフィラキシーショックを発症させないためには
アシナガバチに複数回刺されない方が良く、アシナガバチに複数回刺されないためには
1度刺されたら安全な場所まで逃げた方が良いってわけなんですね。

アシナガバチは何度も刺してくる

「ハチの針は1度刺すと抜ける」という、ハチに対する間違った認識を持ってる人が
年配の方を中心に結構居るんじゃないでしょうか。

確かに、ミツバチの針には釣り針のような返しがあるので、
ミツバチは1度刺すと針が身体から抜けてしまい2度刺せなくなります。

なのでミツバチに刺された場合には、周りに仲間のミツバチが見当たらなければ、
遠くまで避難する必要はありません。

ところがアシナガバチやスズメバチの針にはミツバチのような返しがありませんから、
1度刺してもハチの身体からは抜けず、何度でも刺すことができるんです。

ですから周りに1匹しかアシナガバチが居なくても、そのアシナガバチに
何度も刺されてアナフィラキシーショックを発症してしまう危険性もあるので、
アシナガバチに刺されたら安全な場所に避難しないといけないんですね。

アシナガバチに刺された場合の応急処置

アシナガバチに刺されたらお医者さんに治療してもらうのが一番ですが、
適切な応急処置を施しておくと軽い症状で済む可能性があります。

安全な場所に避難したら足を心臓よりも高くして仰向けに寝かせて、
アシナガバチの毒が早く身体に回らないようにしましょう。

もしこの時点で呼吸困難や意識障害といった重篤な症状が出てる場合には、
応急処置うんぬんの前にすぐに救急車を呼んでくださいね。

足を高くして仰向けに寝かせたら、次はアシナガバチに刺された箇所を含めて
全身にどういった症状が出てるかを確認します。

刺された箇所の周辺のみの「局所症状」なら、
適切な応急処置を施してから安静にするなり病院に行くなりしてください。

刺された箇所だけじゃなくて「全身症状」が出ている場合には、
全身にアシナガバチの毒が回ってる可能性が高いので救急車を呼びましょう。

車やタクシーで病院に連れて行っても良いですが、途中で症状が重くなることも
考えられますから、やはり全身症状が出ている場合は救急車を呼んだ方が良いですよ。

刺された箇所を流水で洗い流す

アシナガバチに刺されたら、まずは刺された箇所を流水で洗い流してください。

実はアシナガバチに限らずハチの毒って水に溶けやすい性質なので、刺された箇所を
流水で洗い流すことで皮膚に付いている毒をある程度取り除くことができるんですね。

ただしあくまで流水で洗い流すことが重要で、
水を溜めたバケツなどにアシナガバチに刺された箇所を浸して洗うのは避けましょう。

ハチの毒は水に溶けやすいですから、
アシナガバチに刺された箇所をバケツに浸すと水にハチの毒が溶け出します。

そうするとバケツの水を通して応急処置を施している人にもアシナガバチの毒が
付着して、傷口などから体内に毒が取り込まれてしまう恐れがあるんです。

なので流水が使えない場所では無理に洗い流す必要は無く、
別の応急処置を施してくださいね。

アシナガバチに刺された箇所におしっこをかけるのはNG

一定以上の年齢の方の中には、「ハチに刺されたらおしっこをかけると良い」という
知識を持っている人も居るかもしれません。

そういう知識を持っていなくても、刺された箇所を洗い流すのに適した流水が無い
場合におしっこで洗い流すという考えに至ることもあるかもしれないですよね。

以前はハチの毒は酸性と思われていて、アルカリ性であるアンモニアを含むおしっこを
かけることで毒が中和されると考えられていました。
(実際にハチ刺されの応急処置方法として医学書に書かれていたこともある)

しかし現在では研究が進んでおり、ハチの毒は酸性ではなくほぼ中性で
アルカリ性であるアンモニアでは中和できないことが分かっています。

またおしっこは時間が経つと雑菌が発生し、その雑菌がアシナガバチに
刺された箇所から入り込んで炎症を引き起こす危険性があります。

効果が無いどころか、かえって別の症状を引き起こしてしまうこともあるので、
アシナガバチに刺された箇所におしっこをかけるのはNGですよ。

アシナガバチの毒を絞り出す

アシナガバチに刺された箇所を流水で洗い流したら、
次は刺された箇所に入り込んでいるアシナガバチの毒を絞り出します。

ハチなどの毒を吸い出すための「ポイズンリムーバー」という道具を持っているなら、
それを使うと安全に効率よくアシナガバチの毒を絞り出せます。

ポイズンリムーバーが無ければ、刺さったトゲを抜く時の要領でアシナガバチに
刺された箇所を指でつまんで毒を絞り出しましょう。

アシナガバチの毒を絞り出したら、
もう1度流水で刺された箇所を洗い流しておくとさらに効果的ですよ。

映画やドラマなどで、毒を持つ生物に刺されたり噛まれたりした時に
口で毒を吸い出してるシーンを見たことがありますよね。

水に溶けにくい毒であれば口で吸い出しても良いんですが、
アシナガバチの毒は水に溶けやすいので口で吸い出すのは危険です。

吸い出したアシナガバチの毒が口内の粘膜や傷口から体内に入って、口がしびれたり
炎症を起こしたりするので、アシナガバチの毒を口で吸い出すのは止めてください。

私のようにガーデニングが趣味だったり、ハイキングなどアシナガバチに遭遇する
可能性がある場所によく出かけるんだったらポイズンリムーバーを1つぐらいは
用意しておいても良いかもしれないですね。

市販の塗り薬を使う

アシナガバチの毒を絞り出したら、市販の塗り薬を刺された箇所に塗っておくことで
アシナガバチの毒による症状を緩和できますよ。

かゆみや軽い炎症などアシナガバチに刺された箇所だけの症状だったら、
市販の塗り薬だけで治っちゃうこともあるぐらいなんですね。

私の夫は庭の木を剪定している時にミツバチに刺されたことがあるんですが、
少しの腫れと赤み程度の症状だけだったので市販の塗り薬を塗って様子を見たら、
数日で腫れも赤みも収まりました。

アシナガバチの毒による
 ・かゆみ
 ・炎症
 ・腫れ
といった症状を抑えるには、「抗ヒスタミン」か「ステロイド」もしくはその両方が
含まれている塗り薬を使うと効果的です。

ただ一般的な虫刺され用の塗り薬には抗ヒスタミンやステロイドは含まれてないので、
薬局や薬店の薬剤師さんに抗ヒスタミンやステロイドが含まれてる塗り薬を教えて
もらってください。

アシナガバチに刺された箇所を冷やす

塗り薬を塗ったら、
アシナガバチに刺された箇所を濡らしたタオルや氷を入れた袋などで冷やしましょう。

アシナガバチの毒によって炎症を起こして熱を持ってるのでそれを冷やす意味もあるし、
刺された箇所を冷やして血管を収縮させる意味もあるんです。

刺された箇所の血管を収縮させることで血の巡りが悪くなって、
アシナガバチの毒が身体中に回るのを送らせることができるんですね。

その間に自然治癒力によって毒性を弱めて、症状が悪化するのを防ごうってわけです。

市販薬を塗って冷やして治るのを待っても良いんですが、たとい症状が軽くても、
できれば刺された箇所を冷やしたまま病院でお医者さんに治療してもらうのを
オススメします。
(私の夫は市販薬を塗っただけで運良く治りましたが・・・)

アシナガバチに刺されてこんな症状が出たら要注意

アシナガバチに刺されても、私の夫のように刺された箇所が赤くなったり腫れたり、
あるいはかゆみや多少の痛みがあるといった局所症状なら悪化する可能性は
あまり高くありません。

しかし刺された箇所以外にも症状が出た場合には注意が必要で、
すぐに病院に行くか場合によっては救急車を呼んだ方が良いんですね。

じゃあ刺された箇所以外にどういった症状が出たら、
病院に行くか救急車を呼べば良いんでしょうか?

まず比較的軽い症状としては
 ・通常より多い発汗
 ・刺された箇所以外にも赤みや腫れ、かゆみ、痛みが発生
 ・口の中の腫れ
 ・まぶたの腫れ
といったものが挙げられます。

発汗については、夏場にハイキングなど少し強めの運動をしている時にアシナガバチに
刺された場合の症状としては少し分かりにくいので注意が必要ですよ。

アシナガバチに刺されて出る症状はアレルギー反応なので、
やはり口の中やまぶたといった粘膜に症状が現れることが多いんですね。

すぐ病院に行った方が良い中程度の症状

アシナガバチに刺されて出る中程度の症状としては
 ・せきや息切れ
 ・いつもと違う呼吸音
 ・強い腹痛、下痢
 ・強い吐き気、嘔吐
 ・口の中がしびれる
などがあります。

アシナガバチの毒は呼吸器系に影響を与えるので、せきが出たり息切れがする、
変な呼吸の仕方をするといった呼吸器系の症状が出ることも多いです。

また神経系にも影響を与えることがありますから、腹痛や吐き気、口の中のしびれ
といった神経系の症状も出るんですね。

こういった中程度の症状が出た場合には、1日安静にするといった余裕は無いので、
できるだけ早く病院に行った方が良いですよ。

救急車を呼ぶべき重い症状

アシナガバチに刺されたことで重症化した場合には
 ・呼吸困難
 ・血圧低下
 ・意識障害
 ・けいれん
といった症状が出ます。

こういった重い症状が出た場合は、アナフィラキシーショックを発症してる可能性が
高いですから、救急車を呼ばないと命に危険が及ぶかもしれませんよ。

体質やアシナガバチに刺された際に体内に入った毒の量などにもよりますが、
刺されてから1時間以内に刺された箇所以外に症状が出た場合には重症化する
可能性があります。

ですからアシナガバチに刺された場合には、症状の出る出ないに関わらず、
病院で治療を受けることをオススメします。

もし刺された箇所以外に軽くでも何らかの症状が出たら、
救急車を呼ぶという対応を取りましょう。

2日経っても症状が緩和されない場合はすぐ病院へ

刺された箇所以外にも何か症状が出たならともかく、アシナガバチに刺された箇所が
ちょっと腫れたり痛かったりしたぐらいで病院に行くのは大袈裟なような気がしますよね。

私の夫がミツバチに刺された時も、夫は「大人がミツバチに刺されたぐらいで
病院に行くのはカッコ悪い」と言って市販薬を塗っただけで病院には行きませんでした。
(運良く治ったので良いですが・・・)

アシナガバチに刺された箇所のみの症状や刺された箇所以外でもごく症状の場合は、
とりあえず1日安静にして様子を見るのも1つの方法ではあります。

ハチの毒による症状は適切な治療を受けた場合には24時間で治ることが多いそうで、
市販薬が効けば1日安静にしておくことで症状が治まる可能性が高いんです。

ただ体質や毒の量によっては遅れて症状が出ることもありますから、
2日安静にして症状が収まれば、それ以上悪化することは無いと思って良いでしょう。

しかし2日経っても刺された箇所の腫れが引かないなど症状が改善されない場合には、
たとい痛みなど他の症状が無かったとして病院で診てもらうのがベターですよ。

アシナガバチに刺されて治療を受けた後に注意すること

アシナガバチに刺されて応急処置を施したり病院で治療を受けた後には、
いくつか注意しないといけないことがあります。

特に症状が軽い場合は注意が必要で、アシナガバチに刺された当日は
 ・運動
 ・飲酒
 ・入浴
を控えましょう。

病院で適切な治療を受けたとしても、
多少は身体の中にアシナガバチの毒が残っているかもしれません。

運動や飲酒、入浴によって血行が良くなると、体内に残っている毒が
全身に行き渡って何らかの症状を引き起こす恐れがあるからです。

それから場合によってはアシナガバチに刺された箇所にかゆみが出るかも
しれませんが、絶対に掻いてはいけませんよ。

刺された箇所を掻くと雑菌が入って炎症を起こし、腫れが酷くなることがあります。

さらに治療を受けて症状が治まっても、
遅れてアシナガバチの毒に対するアレルギー反応が発生することもあるんですね。

なのでアシナガバチに刺されてから少なくとも2週間は、
何かしら症状が出るかもしれないと思って備えておきましょう。

アシナガバチに刺されないようにするには

重症化しなくても1度アシナガバチに刺された以上は、
次またアシナガバチに刺されると命に危険が及ぶ可能性があります。

なので今後はアシナガバチに刺されないようにしないといけませんよね。

ガーデニングの際など自宅の周辺でアシナガバチに刺された場合には、
庭など自宅周辺にアシナガバチの巣が無いかをチェックします。

自宅の敷地内にアシナガバチの巣があれば業者に駆除を依頼し、自宅の敷地外に
アシナガバチの巣がある場合はその土地の持ち主や自治体に相談しましょう。

もし自宅周辺にアシナガバチの巣が無ければ、アシナガバチが巣を作りそうな場所に
ハチ用の防虫スプレーを散布して巣を作られないようにしておくと良いですよ。

ちなみにアシナガバチは
 ・軒下
 ・エアコンの室外機の中や室外機と外壁の間
 ・庭の植え込みの中
など風雨が避けられる場所に巣を作ります。

濃い色の服装は避ける

アシナガバチは濃い色を狙って攻撃を仕掛けてきますから、
ガーデニングで作業する際やハイキングなどに出かける際には黒や紺といった
濃い色の服装を避けることでアシナガバチに狙われにくくなりますよ。

テレビでハチの巣を駆除する場面を見ることがありますが、
大抵は全身白の防護服を着て作業してますよね。

これはアシナガバチに限らずハチが濃い色を狙って攻撃を仕掛けてくることを
逆手に取ったもので、白の防護服を着ることで実際にハチに刺されにくくなるんです。

服装だけでなく身体の黒い部分にも注意が必要で、全身白い服を着ていても
黒い髪の毛や瞳を狙って攻撃を仕掛けてくる可能性があります。

ですから帽子をかぶって髪の毛をできるだけ見えないようにしたり、
ハイキングなどの時は難しいかもしれませんが、
ガーデニングの際には透明のゴーグルを付けて瞳を保護するのも有効ですよ。

またアシナガバチは香りに敏感ですから、アシナガバチが居そうな場所で作業をする
場合には香水など強い香りを発するものを見つけない方が良いですね。

まとめ

ガーデニングの作業中やハイキングなどの際にアシナガバチに刺された、
とりあえず2度目刺されるのを避けるために、まずは安全な場所に避難しましょう。

その後適切な応急処置を行い、さらに病院で治療してもらえば、
症状が悪化したり命の危険にさらされる心配はほとんどありませんよ。

ハチに刺された場合の対処法や治療法について、
間違った知識や古い知識で覚えてしまってる人も少なくないはずです。

ですから知識をしっかりとバージョンアップして、アシナガバチに刺されても
すぐに適切な応急処置ができるようにしておいてくださいね。

そしてアシナガバチに2度刺されるとアナフィラキシーショックが発症する可能性が
あるので、今後はアシナガバチを含むハチ全般に刺されないように対策を施すことも
重要ですよ。

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